Cross Talk01

この先の平成理研を考える

入社3年目以上 社長
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モノ売りではなく“コト売り”として、安心と安全を提供する平成理研
“社員の力=会社の力”の志を実践し、安定した成長を遂げているこの会社の強みとは?

薬品やプラント設備、分析報告書など、商品としての「モノ」を売っていても、
その本質は「安心・安全」を提供すること。平成理研の社員としてどう成長していくのか、
そして世の中に安心と安全を提供するための環境ビジネスをどう成長させていくのか、
社長と各部署の代表者が忖度なしに語ります。

Cross Talk

Member

代表取締役社長

秋元 和人

1979年 入社

環境管理部/技手

K.Kimura

2015年 入社

環境装置部

I.Hiratsuka

2017年 入社

薬品部

T.Aoyagi

2018年 入社

群馬営業所

H.Kanai

2020年 入社

茨城営業所

Y.Kadowaki

2020年 入社

水環境部

M.Tasaki

2021年 入社

TOPICS01

社内コミュニケーションの実態とは?

秋元 社長

平成理研の文化として、すでに十分仲が良いのは間違いないんだけど、コミュニケーションを「もっと良くすることができないか」と考えていて。そのあたり、みなさんいかがですか?

K.Kimura

そうですね。たしかに、誰かが困っていたら教えてあげたり、先輩がフォローしてくれたり、部署内でのつながりや助け合いは強く感じているので、あとは、他部署とのつながりをもっと強くできたら、より良くなると思います。

秋元 社長

他の部署ではどう?

T.Aoyagi

薬品部の場合、数年前までは親睦会でコミュニケーションがとれていたんですけど、最近は新型コロナウイルスの影響でそういう場が減ってしまったと実感しています。せっかくみんなで仕事をしているので、職場が「仕事だけして帰る」という場になってしまうのは凄くもったいないので、これからはもっと打ち解ける機会を作っていきたいですね。
あと、日頃から社長のコミュニケーション力とか話術の凄さを感じているので、是非それを見習って自分のコミュニケーション力も上げたいと思っています。ちなみに、コミュニケーションのプロである営業から見たらどう感じてるの?

H.Kanai

営業から見ても社長のコミュニケーション力は圧倒的なので、自分も見習わせていただきます!でも実際に、仲が良いっていうのは平成理研の強みですよね。営業の立場からいうと、社内に各専門部署が複数あるので、お客様から難しい質問をされても、社内で正確な答えを教えてもらえるし、とにかく誰にでも聞きやすい雰囲気があるのは凄くやりやすいです。

Y.Kadowaki

私も各専門部署の方と連携を取って、お客様の要望に応えられるよう営業していますね。
環境装置部とかだと、営業以外の部署とどうやって連携を取ったりしてるんですか?

I.Hiratsuka

環境装置部でも各専門部署の方々によく相談するので、質問がしやすいというのは凄くわかります!平成理研では、分析だけではなく薬品製造や設備工事まで幅広い分野に対応できるので、お客様に対しても「この分野での分析できますよ」とか「この部分を改善しませんか?」など、トータルソリューションのサービスを専門家の方々に相談しながら提供することができるんですよね。だからお客様からも「そんなところまでやってくれるんだね」と喜んでいただけることが多いんです。

M.Tasaki

私は入社してからずっと内勤の水環境部に所属しているのですが、「まわりの人がとにかく優しい」というのが第一印象でした。たまにお客様先に伺ったときも、自然な流れで世間話をしていただけることが多くて、とてもやりやすいのですが、そういった親しみやすい雰囲気というのも平成理研全体に溢れていて、柔らかくて優しい雰囲気がお客様にも伝わっているのかな、と思っています。

秋元 社長

うん、そうだよね。
今みんなが言ってくれた通り、やっぱりコミュニケーション力の強さとか、自然と助け合える柔らかい雰囲気こそが、平成理研の強みだと思う。社内の雰囲気というのは、必ずお客様にも伝わるから、これからも大切にしていきましょう。

TOPICS02

平成理研の強みと今後の事業展望とは?

秋元 社長

私も入社前なので、先輩から聞いた話だけど、昭和25年に水処理薬品や水処理装置の販売を個人営業から始め、昭和41年に法人化して、環境汚染が問題になっていた高度成長時代にお客様からのニーズが強くなり、分析事業をスタートしたんだよね。
分析以外の排水処理の工事やメンテナンスなどの販売も、お客様ニーズに対応していったことで事業領域の裾野が広がっていった経緯があるので、本当にお客様に育てていただいたという気持ちが大きいよね。

T.Aoyagi

そういった歴史や感謝の気持ちは絶対に忘れてはいけないと思います。現在平成理研の強みとなっているトータルソリューションのサービスを提供できているのも、そういった歴史があってこそなので。
そして今の体制を築くことができたからこそ、例えば、「プラント工事」を受注した後、「分析」の依頼が入って、その後「薬品製造」や「ボイラーの設置・メンテンナンス」のお話につながっていく。なんてことがよくあるので、今の体制は本当に素晴らしいと思います。そのあたりは地域やお客様との密着感が凄く濃密になれている理由でもありますし、部署間でお客様の情報共有を常にできるのも強みなので、これからもその長所を活かして、発展していけると思ってます。

M.Tasaki

環境装置部でも強みを活かせている部分はありますか?

I.Hiratsuka

トータルソリューションサービスは凄く強みになっていますね。「環境のことだったら何でも聞いてください!」とお客様に自信をもって言えるのはこの会社ならではですし、外注に頼ることなく、自社で完結できる体制が整っているのは本当に自慢です。あと、事業としての強さはもちろんなんですが、やっぱり現場の人間関係が、この会社の一番の強みだと思います。社長や役員の人達が、年次なども関係なく常に話しかけてくれますし、現場の意見をしっかりと吸い上げて、受け止めてくれるので、大きなやりがいを感じながら働くことができています。

Y.Kadowaki

役員の方々が優しい話、凄くわかります。たとえ新入社員であっても、良い提案があれば、上司がしっかりと話を聞いてくれますし、実現する方法を一緒になって考えてくれるので、気軽に意見を言い合える雰囲気がありますよね。

秋元 社長

ここまで出てきた「当社の強み」を活かして、さらに発展していくためのビジョンはある?

T.Aoyagi

ここまでのお話で「地域密着」とか「トータルソリューション」という言葉が多く出てきましたが、平成理研がこれからもっともっと成長していくためにはそういった「近しいことの積み重ね」が凄く大事だと思っています。
今の時点では、世界的な大企業にいきなり売上で勝つことはできないですけど、ただお金をかければいいというものではなく、1件1件の案件を大事にしていれば、お客様から「平成理研に頼めば、分析とか工事を早く丁寧にやってくれたよ」みたいな嬉しい言葉をいただけることが多くなっていくと思います。そういった信頼を積み重ねていけば、大手にも対抗していけると思います。

K.Kimura

群馬営業所では何か取り組みなどを行っているんですか?

H.Kanai

今抱えている課題として、平成理研は地域のみなさまを何よりも大切にしている分、埼玉とか群馬とか、他県の知名度に対してまだまだ伸びしろがあるので、そこをもっと上げていきたいところがありますね。
新規のお客様先に営業に行った時も、栃木県内だと「ああ、分析の会社でしょ」と言っていただけるものが、他県だと「分析って何をするの?」と言われてしまうことがあるのでそういったお客様にも丁寧に説明をしながら知名度を上げていくことでまだまだ知名度は上げられると思います。特に今所属している群馬営業所は最近新体制になって、所内の情報共有やコミュニケーションが活発になっているので、これから2~3年の間に、知名度をもっともっと上げていきたいと思ってます!

I.Hiratsuka

H.Kanaiさんから「新体制」というワードが出たんですけど、平成理研がこれからさらに成長していくためには新しい部署を立ち上げるのも良いかもしれない、と考えています。
今は、各部署からメンバーを選抜して「開発会議」などを行っているんですが、開発専門の部署ではないので、どうしても片手間になってしまいがちですし、せっかく良いアイデアが出ても、実行力が弱くて頓挫してしまうケースが出てきてしまうと思います。それを防ぐためには「企画開発部」のような新規部署を創って今までのアイデアを実行力をもって実現させていく体制づくりが必要だと思います。

秋元 社長

新しい専門部署の立ち上げを検討する必要もあるかもしれないね。
お客様からも共同開発のオファーも来ているし、計画段階の企画案も数多くあるから、その実用化に向けてスピードアップしていけるかもしれないね。

I.Hiratsuka

まさにその通りだと思います。あと、最近考えていたのはIoT化をもっと推進できないか、というところです。これから高齢化社会がさらに進んでいく中で、機械設備の点検などに割ける人員が減ってくるので、IoTのセンサーを設備に付けて、ポイントとなるデータは現場に行かずとも自社の管理室で確認したり、それをお客様にリアルタイムでお伝えするなど、お客様にとっての課題を解決できるお手伝いもできると考えています。また、今は自社オリジナルの分析機械を開発しているので、内製化という面でも、大きく成長できる可能性があると思います。

M.Tazaki

自社で開発中の機械は凄く画期的ですよね!今までは他社の機械を借りて行っていた検査も社内で対応できることになるので、コスト削減にもつながりますし、行政とか法律の変化に合わせて、多様な分析方法にも対応できるので凄く自由度が上がると思います。
あと、内製化っていう意味では、自分たちの職場環境を見直すのも大事なことですよね。社長がよくおっしゃっていますけど、身の回りの整理とか、物の配置を少し変えるだけでも人が動く導線や新しい機械を置くスペースができるので、そういった細かい部分での経費削減なども、会社の成長には大切だと思います。

K.Kimura

細かい部分での整理整頓や経費削減。とても大事ですよね。自分も今日からあらためて意識できるようにしていきます!あと、内製化に近いイメージでいくと、平成理研は「社員持株会」があるから自社への意識が他の会社より高いですよね。

秋元 社長

「社員持株会」があるおかげで得られるメリットは少なからずあるよね。社員の方々が、経営に興味をもっていただけることが大切だと思うよ。

TOPICS03

社員として、企業として、ありたい姿とは?

秋元 社長

平成理研が特に大切にしているテーマは「社員の力が会社の力」というもので、強いチームワークでお客様に対応することが信頼につながる。という考え方だよね。だからそれを高めるために、より良い人間関係を築いていく必要がある。
今の時点でも、すでにある程度の良い人間関係は出来ているんだけど、3年後に迎える60期という節目の年を迎えるにあたって、「職場環境の整備」や「言いやすい職場」、「思いやりと感謝の気持ち」を総合的に高めて、お客様に利便性を感じていただけなければ、今まで以上の成長を遂げることはできないわけだけど、そのあたりで自分ができることとか、今後の目標ってあるかな?

T.Aoyagi

まず自分自身の部分でいうと、年次が浅いうちは、先輩たちに学びながら地盤づくりをすることで、徐々にステップアップしていきたい。という目標があります。その上で、若い人が転職せずに長く働ける環境を作っていくのが自分の世代の義務なので、若い人たちを一緒に引っ張ってあげられるようになれれば、社員の力をもっと底上げできると思ってます。

K.Kimura

T.Aoyagiさんの意見には凄く賛同できます。
若いメンバーは自分だけでチャレンジするための武器やスキルがまだないので、社内で実力のある先輩に助けてもらいながら、技術の継承をしていける環境があれば、全体で成長していけると思います。

T.Aoyagi

今、K.Kimuraさんが言ってくれたことも本当にその通りだと思っていて。自分はここに転職してくる前、いろいろな会社を見てきたんですが、平成理研ほど「仲間意識」が強い会社は見たことがないんですよね。チームや部門内の取り組みをしっかりと見てくれて、足りない部分のアドバイスをしてもらえたり、経験豊富な先輩方と一緒にいることで多くのことを学べたり、なによりも人のつながりと思いやりのある会社で、自分自身も成長を実感することができているので、それを次の世代にも伝えていけたら、もっと成長できると思います。

M.Tasaki

「平成理研はつながりと思いやりのある会社」っていうの、凄くわかります。もっというと、ここの先輩たちってただ優しいだけではなく、一人ひとりがスペシャリストとしての実力をお持ちの方ばかりなので、毎日様々なことを勉強させていただいて、成長を実感できるんです。人材力も温かみのある雰囲気も、すべてを含めた総合力が平成理研のトータルソリューションに反映されていますよね。

H.Kanai

優しい言葉をかけるだけではなく、ちゃんと「寄り添ってくれる」というのが大きなポイントですよね。ここの先輩とか上司の方たちって、失敗を責めることもなく「なんで失敗したのか一緒に考えてみよう」、「次に失敗しないようにするにはどうしようか?」など、ちゃんと寄り添ってくれて、前向きにフォローしてくれるので、失敗を恐れることなく、チャレンジできるところが嬉しいですね。

秋元 社長

その仲の良さをサービスに活かせる、もしくは活かせた話はあるかな?

I.Hiratsuka

平成理研の強さって「仲の良さ」+「専門部署の多さ」だと思うんですけど、お客様から『困った時はまず平成理研さんに聞くようにしてるんだよ』と言っていただけた時は、まさにこの会社の強みが出た瞬間だと思って凄く嬉しくなりました。「何をしたらいいのかわからない」とか「どこに頼んだらいいのかわからない」という時にすぐ連絡をいただける信頼関係が築けているのは凄く強いと感じています。

Y.Kadowaki

確かにそうですね。私も平成理研に入社して感じました。各部署に専門知識を持った方が多くいて、いろいろ何でも聞きやすい環境だなって。だから、お客様の疑問やお困りごとに対応できて、まさに平成理研のチーム力なんだなと思います。
そして、これからもそのチーム力を活かしてお客様に寄り添っていければと思います。

秋元 社長

平成理研の良さをお客様に理解してもらえるっていうのは凄く嬉しいことだよね。
でも、今は世の中が変化するスピードがどんどん加速して、自分の想像を超えた進化が進んでいる時代だから「変化対応力」と「チャレンジ精神」がないと受け身では対応できなくなっていくかもしれない。そのかわり、一人ひとりがその力を持っていけば凄い力を発揮することになるから、今後はそこが具体的な目標になってくるし、メンバーの潜在能力を最大限発揮できる環境を創っていくことが平成理研の新たなステージになるんじゃないかな。
そして、生活する環境が変わっていくことはあるけど、家族が安心で安全な生活ができるよう、うちの仕事が間接的に携わっていることで、社会貢献につながっていくと思う。
「モノ売りではなく、コト売り」を実践していく中で、大切なことは、やらされて仕事をするのではなく、自分で考えて行動することで、きっと「なりたい自分」に近づくことができるはずですよ。